top of page
copa

第16期自治政策講座in浜松

第16期自治政策講座in浜松

生命を守る政―安全・安心なまちづくりと自治体の責務


開催日:2014年7月15・16日

会 場:アクトシティ浜松 研修交流センター 音楽工房ホール <アクセス>





参加者 25人

参加自治体数   48 自治体


プログラム


7月15日(火)[ 13:00~17:10 ]

第1講義 13:00-15:00 災害復興の3年を見る ―政治・行政は何を後藤新平から学ぶのか

青山 佾(やすし)  明治大学大学院ガバナンス研究科教授・元東京都副知事

東日本大震災から3年、政治・行政は災害復興で何を大切にするべきか学ぶ。関東大震災の復興事業は、その後の東京の都市計画、戦災復興計画にも大きな影響を及ぼした。公衆衛生や環境問題など当時先駆的な視点を備えた都市計画を描き、内政から外交に亘る幅広い領域で活躍した政治家・後藤新平の業績をたどり、東京都副知事として三宅島全島避難の指揮をとった経験から危機管理と復興の3年間を検証する。

第2講義 15:10-17:10 6兆円の消費者被害や虚偽表示 ―消費者市民社会実現へ消費者教育と自治体の責任

西村 隆男  横浜国立大学教授・国民生活審議会消費者政策部会委員

2013年度の消費者被害が6兆円に上ると消費者庁が発表。また、食品に係わる虚偽表示は大手ホテルや百貨店も長年続けていた。残留農薬やアレルギー物質の表示も義務化され改善されているが、偽装されれば見分けにくい。消費者基本法には消費者教育を受ける国民の権利が明記されている。OECDからも指摘されている通り、諸外国に比べ、不十分な実態を変え、加害者・被害者にならない消費者教育の在り方を考える。 7月16日(水)[ 10:00~17:10]

第3講義 10:00-12:00 自治体のがん対策の現状と課題 ―地域医療に求められるもの

埴岡 健一  日本医療政策機構理事・がん政策情報センター長

がんは日本人の死亡原因の第1位を占めている。ある日がんが発見された時、その患者がよりよい治療や生活を選ぶための社会のサポートはできているのだろうか。患者や家族が職を失い、不安を抱えたまま十分な治療を受けられないことがないように、都道府県がん対策推進計画は策定されている。その実効性や好事例など学びながら、地域医療体制の強化を考える。

第4講義 13:00-15:00 来るべき大規模地震による火災リスクに備えて―市街地火災の発生を「想定」の視野に入れて

関澤 愛  東京理科大学大学院教授

私たちが恐れるべきは、巨大地震や大津波の可能性だけではない。都市直下地震による建物倒壊や同時多発火災などのリスクを忘れてはならない。地震のマグニチュードが相対的に小さくても、浅くて都市直下なら、阪神・淡路大震災のように高い密度で集中的に家屋倒壊や火災が発生する可能性がある。都市直下地震時に発生する可能性のある同時多発火災のリスクについてどう考え、どう備えるべきかを考える。

第5講義 15:10-17:10 土砂災害防止と循環型社会づくり

石川 芳治  東京農工大学大学院教授/土砂災害対策の強化に向けた検討会委員

 昨年10月に東京都大島町で発生した土砂災害等を教訓として、既存計画の対象としていなかった現象や大量の流木に対処するためのハード対策、および土砂災害から住民の生命を守るための警戒避難対策等のソフト対策の強化について検討することを目的に、国は「土砂災害対策の強化に向けた検討会」を設置した。この検討会のハード面での分科会会長から、土砂災害の実際や防止に必要な考え方と施策について伺う。


オプション

静岡県の一本化した危機管理システムと意思決定の手法を学ぶ  新たな視点で避難路の確保と緊急物資輸送などを考える    ―実証実験:浜名湖SAから直接湖上への道を体験 募集定員: 30名 (講座参加者優先・先着順) 開催日時: 2014年 07月14日(月) 集合場所: 静岡県庁 受付開始: 12:00  開始時間: 13:00 終了時間: 18:00 視察概要  静岡県は、2011年に全国で初めて、様々な危機管理に関する計画を一本化し「”ふじのくに”危機管理計画 基本計画」としてまとめました。これは、地震、津波、原子力災害、風水害、国民保護、感染症や食の安全などの危機事案への対策を網羅するもので、事案のいかんに関わらず、同一の体制のもとで基本となる意思決定システムや危機管理システムを構築して事態対処に当たるとしています。様々な危機事案を網羅し、それに対応する基本的な組織や行動を規定している計画に基づいて体制の整備を進めていく静岡県の取り組みをご説明いただき、特に、地域防災力を高めるための情報の共有や、耐震化事業の取り組みと進展状況などを学ぶこととします。  また、昨年から実証実験で好評を博している浜名湖サービスエリアから湖上へ船での移動を体験し、災害時運送途絶の際を考えた知恵と備えが観光でも役立っている実際を視ます。 施設見学  静岡県庁災害対策本部   (資料:'ふじのくに'危機管理計画 基本計画  浜名湖SA 湖上輸送体験  (資料:浜名湖地域における交通結節点を活用した 減災・地域振興に関する実証実験)

たくさんのご参加ありがとうございました

閲覧数:8回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Комментарии


bottom of page