第10期自治政策講座in横浜
「 分権時代の自治体のチェック機能とは―行政をチェック・行政がチェック 」
開催日:2008年8月28・29日(27日視察オプション) 会 場:神奈川県民ホール 会議室<アクセス>
プログラム
10月24日(水)[ 13:00~16:30 ]
記念講演 10:00-12:00
今自治体議会が問われていること
松下 圭一 法政大学名誉教授
自治体理論の創始として今も多彩な活動を展開。「自治体改革」「シビルミニマム」「自治体再構築」など自治に関する講師の造語が日本の地方自治論をリードしてきた。官治・集権政治の解体が始まったが、議会は今なにをすべきか明らかにする。
第1講義 13:00-15:00
行政事業の点検・評価の視点
日高 昭夫 山梨学院大学教授/ローカル・ガバナンス学会代表
地域住民だれもが潜在顕在に必要だと考える公共問題に関する解決策(地域公共政策)を模索し提案し調整し実施する仕組みを「ローカル・ガバナンス」と呼ぶ。その仕組みの中でチェック機能はどのように機能すべきなのか。点検・評価の視点を明らかにする。
第2講義 15:10-17:00
業務委託・新たな行政手法とチェック機能
青山 佾【やすし】 明治大学公共政策大学院教授
安易な市場化の弊害と、行政事務外部化の際に必要な管理・監視機能の充実とは。東京都職員としての経験と豊かな発想で自治の強化、住民とともに進める行政改革を唱える。
8月29日(金)[ 10:00~17:00]
第4講義 10:00-12:00
地方行財政制度の監査の役割
成田 頼明 横浜国立大学名誉教授/日本エネルギー法研究所理事長
総理府地方制度調査会副会長の際、地方自治体の説明責任を強化し、地方分権時代にふさわしい制度として再構築することなどを主張。税金の使途に関する監査の仕組みと問題点を解説。
第5講義 13:00-15:00
イギリスの議会の権限と住民自治
竹下 譲 四日市大学教授/ 自治体議会政策学会会長
東京市政調査会研究員、神奈川大学教授などを経て現職。全国の自治体議員の研修にあたる。三重県教育委員会委員長など歴任。自治体議会が本来持つ権限とチェック機能。日本の議会の歴史とイギリスの現状から改革を説く。
視察オプション
8月27日(水) 定員 40名
中途障害者支援体制の取り組み
日時 :2008年8月27日14:00~17:00 視察場所 :横浜市総合リハビリテーションセンター 定員 :40名
ガイドラインを作成した背景や経過、町内での具体的取り組み状況など視察させていただきます。
高齢者介護が社会的な解決を求められ、問題ははらみながらも制度の確立が進められてきました。しかし、今後大きな課題となるにもかかわらず、立ち遅れている中途障害者、特に若年性痴呆や高次脳機能障害などへの総合的支援体制。闘病中から準備されるべきサポート体制は、各地域で万全となっているでしょうか。 国は復帰雇用の援助策を出しています。しかし、そこに至るまでの、リハビリテーションから地域生活に復帰するための各種支援体制は、そして、補装具や補助具など各自にあった工夫をする仕組みは、互いに交流し生活能力を向上させる取り組みはどのように展開されるべきなのか。自治体の取組みが患者や家族から問われています。 先進市横浜で、地域での独自の取り組みをはじめ、発症から地域生活復帰支援策と政策経過を学びます。
プログラム 第1部 横浜市の中途障害者支援施策の概要 中途障害者地域活動センターの活動 第2部 横浜市総合リハビリテーションセンターの概要 横浜市総合リハビリテーションセンターの中途障害者関連事業 見学 横浜市総合リハビリテーションセンターの福祉機器研究開発等 障害者スポーツ文化センター「横浜ラポーレ」施設見学
たくさんのご参加ありがとうございました
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