第14期自治政策講座in盛岡
「 被災地で東日本大震災から学ぶこと
―岩手の教訓災害の実際と地域防災・減災・復興の課題 」
開催日:2012年10月25・26日
会 場:放送大学岩手学習センター 大講義室<アクセス>
参加者数: 107名
参加自治体数: 55自治体
東日本大震災から1年半が経ちました。被災地では大変な困難をかかえながら、多くの方が復興に取り組んでおられます。被災が大きかった3県でも災害の様相が違い、その対策も復興の方向も変わっています。 福島県は地震・津波と原発事故、宮城県は千年に一度の大津波が注目されています。岩手県は70~80年ごとに繰り返されてきた震災・津波に対する防災対策を重ねてきました。それでも巨大な地震と津波によって大きな被害が出たということは、各地域の防災計画を見直すうえで学ぶことが多い地域です。県の防災政策や現場対策に力を注いでこられた方々にお話を伺い、被災現場をご案内いただきます。 東日本大震災の災害・復興の支援や視察にすでに行かれた方も多いかと思いますが、今回の視察は、岩手県の被災の様相を概観し、これまでの防災・減災の取り組みや、発災時のリアルな行政の対応などをご説明いただける貴重な機会です。 2日目は被災地を先生方にご説明いただきながらバスでまわります。講師からじっくりお話を聞くことができるよう意見交換会も設けました。 多くの皆様の参加をお待ちしています。
プログラム
10月25日(木)[ 13:30~17:00 ]
第1講義 13:30-15:30
三陸沿岸の津波防災の取り組みと復興
齋藤 徳美 岩手県復興委員会総合企画委員会委員長
岩手県の「官」「民」「学」での防災に関する取り組みを担ってきた。岩手大学教授時代に岩手山噴火への対策では第一線に立って地域の理解や防災体制確立へ尽力した。 現在も県内の災害対策や復興対策に奮闘している。今回の視察について、ご指導いただき岩手へ多くの方が来られることをとご尽力いただいた。
第2講義 15:45-17:45 岩手県災害対策本部の対応
越野 修三 前岩手県防災危機監理監
7月発刊の著書「東日本大震災 岩手県防災危機監理監の150日」で東日本大震災の地震・津波に直面した日々の奮闘の記録を紹介している。 自衛官で在った時、阪神淡路大震災の際に有効な救助がしきれなかった思いから、岩手県の危機監理官に就任し、県の災害対応に取り組んだ。災害時に限られた人材や資材で救援活動をした体験から、今後の教訓を伝えてくださる。
意見交流会 18:00-20:00(希望者・会費制)
10月26日(金)[ 8:00~18:30]
現場視察 08:00-18:30
三陸沿岸震災復興状況視察
(現地の状況で若干の変更がある場合があります。)
同行講師:齋藤 徳美 岩手県復興委員会総合企画委員会委員長
08:00 盛岡駅 集合 08:10 盛岡駅 バス出発 09:30 遠野市 後方支援基地視察 10:30 釜石市 市街地商店街、釜石港 被災・復興状況視察 11:15 釜石市 鵜住居地区 被災・復興状況視察 12:00 大槌町 被災・復興状況視察 12:30 昼食 14:15 宮古市 田老地区 被災・復興状況視察 18:20 盛岡駅 到着 18:30 意見交流会(希望者・会費制)
たくさんのご参加ありがとうございました
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